対象期間:2025年1月~2025年3月 作成日:2025年4月10日
- 総括 2025年度第1四半期におけるKPI進捗を以下の通り報告する。全体として、海外売上と自然検索流入の成長率は想定通り。戦略の妥当性は確認された。
- KPI進捗状況(2025年1月〜3月実績)
■ 財務KPI
- 海外売上比率:10.5%(目標:年末時点で12%)
- 顧客平均購入単価:39,800円(前年度比+7.9%)
- 月間リピート率:28.3%(目標:30%)
■ 非財務KPI
- SEO自然検索流入:前年比+18.6%(前年同月比)
- 海外からの問合せ数:15件/月(目標:年180件)
- 評価と改善点 ・自然流入および単価は好調。Googleサーチコンソールより導き出された重点キーワードSEO対策が改善・成果に直結。 ・リピート率はやや下回るが、ステップメール改善中。3月にA/Bテストを実施予定。 ・法人問合せは北米市場からの反応が強く、WEB広告エリアの見直しを検討中。
- 次期対応方針
- コンバージョン改善のため、商品ページ構成を再編(2025年7月完了予定)
- 富裕層向け広告配信の強化(Google Adsでセグメント細分化)
◆まとめ◆
当社では、「匠の心で世界へ」というビジョンのもと、DX戦略として「①グローバル販売チャネルの構築」「②顧客体験の向上」「③職人技術の可視化と伝達強化」を三本柱とし、それに対応するKPIを設定している。
たとえば、海外売上比率やリピート率などは、DX施策(越境EC・CMS導入・商品提案最適化)の効果を直接測るものであり、戦略と指標の連動性が明確になっている。
これらのKPIは、CDO直下のDX推進タスクフォースが毎月データを収集・分析し、経営会議(月1回)にて進捗報告・改善案の提案を行っている。必要に応じて取締役会へエスカレーションを行い、迅速な判断と修正が可能な体制が整っている。 また、KPIが未達の場合には、社内CS・物流・商品企画チームと連携して、戦略施策の優先度変更・チャネル再設計などを機動的に行うPDCAサイクルが運用されている。

発信者:株式会社北廊 代表取締役 永原大介